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目が覚めたら。
第10章 変態王子様のご褒美
耳の穴に抜き差しするようなその舌の動きに、甘い声を漏らしてしまったあたしは、ナツと密着している足の部分に、ボディーシャンプーをまた垂らされ、ひゃんとおかしな声を上げて身体をびくつかせた。
「なんかこのたらたら具合、しーちゃんの蜜みたいだ。舐めたいけど、シャンプーだしね。さあ洗いあっこしなきゃね」
間近で妖艶に笑うナツは、くいくいとあたしを乗せた膝を動かし始める。
ボディシャンプーが流されたナツの太腿とあたしの恥部が、ぬるぬると滑り、おまけにわざと震えるような筋肉の震撼で、あたしの秘部を刺激してくるナツ。
「ぁ、やっ、それ駄目っ!!」
「なにが? きちんと言ってくれないとわからないよ、僕」
ナツの舌が耳殻をなぞり、ちゅぱりと耳朶を口に含んだ。
「ぁあ…、ぁあんっ」
「しーちゃん、もっと動かなきゃ泡立たないじゃないか。これは泡立ちやすいボディシャンプーだけど、きっちりと水分をとって摩擦しないと泡立たないよ?」
あくまでも洗浄を念押すナツは、あたしの背を弄る手を卑猥な動きに変え、あたしの反応を伺いながら、その指先でいやらしく背を蛇行する。
そして反対の手は、下に降りていき、あたしの尻を撫で回す。
時折その指が尻の谷間に降りて来て、すぐある穴の方に指先があたった時、あたしは使命を思い出して、いやいやと尻を振って抵抗する。
「ふふふ、しーちゃん。しーちゃんの大切なところから、泡がモコモコしてきたよ。見て?」
気づけば、ヌルヌルするナツの太腿に擦りつけるように、濡れた秘部を動かし、その結果泡が生じたらしい。
「しーちゃん、これは水気がないと泡立たないはずなんだけれど、なんでこんなにモコモコしちゃっているんだろうね?」
ナツの手が恥毛を泡立て、時折秘部の尖端にある粒に掠れる。声をあげて反り返れば、後ろからのナツの指が肛門の周りを触る。
双方の指を拒みたいあたしの尻は、動く度にどちらかの手淫の攻撃に遭い、駄目駄目と壊れた玩具のように喘くしか出来ない。
「しーちゃんの大事なところ、きれいに洗わないとね……。あ…、熱いね……石鹸でぬるぬる。ふふふ、ぐちゅぐちゅって凄い音。あ、泡が出て来た」
秘部に伸びるその手先のタッチが巧妙すぎて、それだけでも快感の震えがとまらずに、イッてしまいたくなってしまう。