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目が覚めたら。
第10章 変態王子様のご褒美
 

「さぁしーちゃん、一緒にイこう?」


 ナツの唇があたしの秘部に吸い付きじゅるじゅる音をたてた。

 あたしはまたたまらず、悶絶しているような声を上げてしまった。


「おいしい…しーちゃんの蜜。もっと舐めて飲んであげるからね…んっ……んんっ」


「……っ、はぁぁ…んんっ、あああ」


 燻ってた火が燃え上がってくる。


 これは、あたしに不利ではないか?


 なんでこんな目にあった。

 一難去ってまた一難。


 だけどあたしが、自分がイク前にナツの尻に指を入れて、ドライをすればいいわけで。

 ナツの感じる器官は目の前で、どうしてもいいと逆据え膳されているわけだから、あたしさえ果てずにいればいいわけで。


 だけど……。


 ナツの尻が床についてしまっていれば、指が入らない。

 これはどうやって指を入れるんだ?


 尻を見せているのはあたし。男上位だかにすればよかったのか!?


 とりあえずナツが乱れれば、尻を上げてくれるかもしれない。それを期待して、ナツから早く抵抗力を奪おうと、口を開けた。


 久しぶりのナツのモノ。

 今日何度いじめられたのかわからないけれど、艶と色は極上に思う。

 蜂蜜の味がいるそれは、あたしにとっては本当に美味しそうで。


「いただき……ぁあああんっ、ナツ、んん、ふぁああ、んぐぅぅっ!!」



 ナツの尖端に舌を這わせようとした瞬間、ナツの舌があたしの花弁を開き、蜜たっぷりの花園を舌で荒しにかかった。


 やばい。

 状況を甘く見ていた。


 ナツは、ゴールド級の舌と指を持つ変態王子様。

 しかもあたしの下のお口に挿れることに夢中になっている。


 シズル、ファイト!!

 

 カーン。


 2ラウンド目を開始するゴングが鳴った気がした。



 
 
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