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目が覚めたら。
第10章 変態王子様のご褒美
 

 だけど、変態王子の技に素人淫魔が敵うはずもなく。


 浴室の中、あたしの喘ぎが大きく響き渡る。

 あたしの喘ぎにユニゾンしているように、ぴちゃぴちゃといやらしい…粘着質の水音が入り交じる。

 あたしの身体はまるで楽器のよう。ナツの手に掛かれば、あちこちから音が奏でられていき、あたしはナツを奏でることが出来ずに啼くばかりで。

 嫌じゃないのに。

 お菓子みたいで本当に舐めてて幸せな気分になるのに。

 下に居るナツに恥ずかしい部分を舐めさせて、上から悶えるなんて…、なんてあたしははしたない女なんだろう。

 これがシックスナインというものなの?

 こんなこと、皆しているの?


 ナツが舌先を小刻みに早く動かして、花裂の蜜壷の入り口を何度も刺激してくる。そして潤いすぎてとろとろに蕩けて零れる蜜を、大きく開けた口をぴったりとあててきて、強く吸い込みにかかる。

「ぁぁあんんんっ、ナツ、ナツ、ぁあああんっ」


 激しい抜き差しは、きっとナツの指。

 ナカでばらばらに動く指が、快感を加速させていく。


「ふふふ。しーちゃん、すごく垂れてきたよ? ああ、僕が口を開けて飲み込んで上げなきゃ。ん……」

 ゴクンと聞こえて来て、たまらなく恥ずかしくなる。


「ああ、止まらないね。やっぱり直接がいいみたいだね」


 指と舌のコラボ。

 熱い刺激にたまらずあたしははしたなく乱れてゆく。


 イキたいのをぐっと我慢している。

 これは尿が漏れそうになるのを我慢しているよりかなり辛い。



「むぅ、むむっ……」


 ナツのものを口に入れた。

 胸肉を動かしてばんぱんと叩いて見た。


 また一段と元気になってくる。

 ナツは胸が好きなのか。

 まあ、12年ナツに揉み込まれて育てて貰った胸だ。これも感謝還元セールみたいなものだから、たっぷり味わうといいと思う。


 ナツは上のお口に今までカウント300超えていないんだ。

 だったら300までお口で刺激したら……。

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