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目が覚めたら。
第10章 変態王子様のご褒美
 
「……っ、しーちゃ……くっ……」


 ナツが激しく舌で花園を掻き乱す。

 凄まじい水音が響き、口を塞がれているあたしが何度も酸欠状態になって口を離しては、嬌声を上げる。


 だけど、ナツの息も乱れている。

 ナツのモノもすごくどくどくして膨張しきっているのを感じる。

 ナツはあの美しい顔を歪めさせて、我慢しているのだろうか。


 直視していない状況だけに、過去を思い出してはにやけてしまう。口を窄め、顔を前後に振って激しく口の抜き差しをすると、ナツの呼吸が変わった。


「しーちゃん、しーちゃん、それナシ!!」



 おめでとう、ナツ!!

 300カウントは過ぎている。

 お疲れなのか、新たなるナツに成長していたのかはわからないけれど、シズルさんの最終目的は、イカせてはならない。吐精させてはいけないのだ。

 ナツにとどめを刺すのは、上のお口でも下のお口でもなく、シズルさんの右手の中指!!


「……っ、はぁ、しーちゃ……」


 ナツがじたばたし始めた。そのおかげで、性器を口に付けたまま横になった。いわゆる側位というシックスナイン。


 ナツの尻が浮いた!!

 ナツの尻の奥へと続く道が拓いた!!


「ぁ、はぁ、く……っ」



 よし、あたしから口を離してぜぇぜぇしている、今だ。


 カモン、ナツケツ!!


 あたしが口を離すと同時に、ナツの尻に手を伸ばした。





「っ……???」




 しかし、尻の穴ってどこ……?

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