この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
目が覚めたら。
第11章 鬼畜帝王が甘えました

 

 胸の奥がぽかぽかと温かい。

 その温度は上昇し、段々と下で繋がっているところの熱さにまで近づき、身体の中がその熱で統一されていっているような気がする。


 なんだか、それが――。


「嬉しい、嬉しい……っ」


 快感と共に、放流されるのは喜悦。

 ただ本能の赴くまま、あたしは涙を浮かべながら叫んだ。



「淫魔が出て来ないっ、出て来ないのに、ようやくっ、波瑠に……抱いて貰えたっ」


 ……それは、理性の干渉を受けない率直な言葉で。



「――っ!!!」



 目を見開いたハル兄が、ぶるりと身震いした。

 そして――、


「激しっ、激しいっ! 波瑠、波瑠、駄目……っ、あたし壊れるっ」


 猛るような抽送を始めた。

 獰猛な猛獣に襲われている気がするが、その一抹の恐怖すら快感へとすり替わり、電流のような快感の痺れが、全身に走っては散る。


「波瑠、波瑠、おかしくなる、壊れちゃう、あああああっ」


 強烈な堪能の波にさらわれ、なにも見えない。なにも聞こえない。


 ただ感じるのは、ハル兄の熱さと匂いだけ。


 ハル兄に包まれている――。

  


「なにか来る、来る来る、来て壊れちゃうっ、波瑠っ!!」


「ああ……壊れろ。壊れて壊れて……俺だけのものになれ」


「波瑠っ、やっ、波瑠ぅっ、来る、来るよう、波瑠っ!」



「俺は昔からっ!」


 両足をぐいと持ち上げられて、ハル兄にだっこされた形で宙に浮いたあたし。その突然の不安定感が快感の波をさらに強めた。



「お前を抱きたくてたまらなかったんだよっ!」


 下から、強く突き上げられる。

 そして同時に、ハル兄に支えられているあたしの両尻も、ハル兄の手によって荒く上下に動かされた。


 卑猥な音が強まっていく――。


/920ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ