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目が覚めたら。
第12章 鬼畜帝王が考えました
◇◇◇
目が覚めたら――
「んぅぅ……って、なにしてるの、ハル兄!?」
大音量のエロビデオが流れる中、上にいるハル兄に盛られていました。
「お前のエロい蜜をまぶしているだけだ。三時間も待たせたんだから、ごめんなさい早く挿れて下さい、だろう?」
敷かれた布団。あたしの身体には、いつの間にか着せられている……のか脱がされているのかよくわからない浴衣。色違いの同じ浴衣を着たハル兄は、はだけ具合が無性にエロエロだ。マッパに布があるかどうかで、ここまでエロエロになるものなのか。
なぜか下着の存在がわからないまま、超恥ずかしいM字開脚。開ききった真ん中の場所に、ハル兄はあたしの顔を見たまま、ゆらりゆらりと腰を動かして、ゴリゴリする大きな硬いものを、あたしの花裂の溝にこすりつけている。
目覚め一番、そこが蕩けきっている理由は、広げられた浴衣の襟から見える乳房の頂きが、妙にてらてらと唾液で光っているせいだろう。
文句を言おうとすればハル兄の手が動く。浴衣の下はマッパだ。ハル兄の大きな手が、帯の下からお腹を伝ってあたしの肌を滑り落ち、その指はあたしの前の粒を押し潰した。反対の手がAVを消したリモコンを投げ捨てた後、ぐいと持ち上げた太股の内側を、いやらしくさする。
目覚め一番の倒錯的なエロに、あたしはぼんやりとした頭の中を、官能的な快楽にすり替わらせた。
「あっあっ、駄目、そこは駄目!」
まるで大きな赤子を抱いているかのように、ハル兄の背中に手を回せば、ハル兄もあたしを抱きしめるように身体を倒してきて、やけに艶めいた顔でハル兄が笑う。
「お前の駄目は、もっとしての意味だからな」
ハル兄の指が、あたしの敏感な粒をかりかりとひっかくようにして捏ねる。びりびりとした電気のような快感が全身に走り、思わず声を上げて腰を揺らせば、それで角度が変わったのか、ハル兄の猛々しいモノの堅い先端が、花襞の内側を抉るような動きを見せ、強い刺激をあたしに与えた。
「ああ、すげぇ、とろとろ……」
ハル兄の目が細められた直後、ハル兄の顔があたしの肩に埋められ、もっとぎゅっと抱きしめられた。同時にハル兄は根元まで全体的にあたしの秘部になすりつけてきた。
「ああ……熱くて……気持ちいい……」