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目が覚めたら。
第5章 変態王子が暴走しました。
~Natsu Saeki~
「しーちゃんに言いたいこと? それはね、すぐオトコ作ってイチャイチャしないで欲しい。それをずっと見ていた僕が、どんな辛い思いでいつもしくしく泣いていたか、しーちゃんにはわかる? そんなにイチャイチャしたければ、僕にすればいい。僕だったら、しーちゃんをとことん甘やかしてあげる。朝から晩まで、一生しーちゃんとイチャイチャして、愛してあげる。
……ねぇ、真剣に僕とのこと考えて。僕はもうしーちゃんしか見えない。好きで好きでたまらないんだ。もしもこの先、本気でしーちゃんを抱くオトコが現れたら、それにしーちゃんが絆されたら、僕は許さないよ。たとえそれが……僕を一番に理解して応援してくれている血が繋がった兄でもね。
ねぇ……いい加減、僕に堕ちて? 身も心も僕に溶けて?」