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不器用なくちびる
第15章 君と
「でも、まっ!
これはまだおあずけだな!
早いよ早い。うんうん。…ハハ」
橘くんは、妙に明るく笑いながら
コンドームの箱を
ポイっと遠くに投げた。
気持ちは一緒って言いながら…
橘くんは私のこと全然わかってないよ。
女の子だって、好きな人には
抱かれたいんだよ…
私だって、ずっとドキドキしながら
橘くんのこと見てたんだよ。
その指や…くちびるを見て…
「橘くん…私も早く…は…やく………」
ああああ…いざとなったら言えない。
こんなこと言わせるなんて。
ズルイよ、橘くん…
「栞…///
ありがとう!!」
橘くんはわかってくれたのか…
ガバッと私の上に覆いかぶさってきた。
ありがとう…
それは私のセリフだよ…
これはまだおあずけだな!
早いよ早い。うんうん。…ハハ」
橘くんは、妙に明るく笑いながら
コンドームの箱を
ポイっと遠くに投げた。
気持ちは一緒って言いながら…
橘くんは私のこと全然わかってないよ。
女の子だって、好きな人には
抱かれたいんだよ…
私だって、ずっとドキドキしながら
橘くんのこと見てたんだよ。
その指や…くちびるを見て…
「橘くん…私も早く…は…やく………」
ああああ…いざとなったら言えない。
こんなこと言わせるなんて。
ズルイよ、橘くん…
「栞…///
ありがとう!!」
橘くんはわかってくれたのか…
ガバッと私の上に覆いかぶさってきた。
ありがとう…
それは私のセリフだよ…