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不器用なくちびる
第22章 【春菜 19才】
「君…これから彼らのところに
行くんでしょ?
メイク…かなり崩れてるよ?」
あ…葉子さんのお友達で
ヘアメイクをしに来てくれていた
石塚さんだ。
「すぐ済むから…」
そう言って、ベンチにメイクBOXを
置いて、ささっと直してくれた。
「ごめん…
聞くつもりはなかったんだけど…
彼ら、君の大切な人たちなんだね。」
「あ…はい…」
「今、すごくいい顔してるよ。
どんな女優だって叶わない。
その上、俺が綺麗に武装して
あげるから…
最高に綺麗な笑顔で
送り出してきてあげなよ。」
「…!ありがとうございますっ」
メイクBOXの鏡に映った私は
いつもよりなんだか
とても綺麗に見えた…
行くんでしょ?
メイク…かなり崩れてるよ?」
あ…葉子さんのお友達で
ヘアメイクをしに来てくれていた
石塚さんだ。
「すぐ済むから…」
そう言って、ベンチにメイクBOXを
置いて、ささっと直してくれた。
「ごめん…
聞くつもりはなかったんだけど…
彼ら、君の大切な人たちなんだね。」
「あ…はい…」
「今、すごくいい顔してるよ。
どんな女優だって叶わない。
その上、俺が綺麗に武装して
あげるから…
最高に綺麗な笑顔で
送り出してきてあげなよ。」
「…!ありがとうございますっ」
メイクBOXの鏡に映った私は
いつもよりなんだか
とても綺麗に見えた…