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不器用なくちびる
第6章 策略
二人は何も答えなかった。
言いたいことはたくさんあったけど
ほぼ事実だったし…
声に出したら全て言い訳に
聞こえてしまいそうだったから。


「何も言えね〜よなぁ?
ほんとのことだからなぁ…
かわいそうな奴だなぁ。香山。
お前が信じてた友情なんて、
俺とお前の関係と
たいして変わらないだろ…」


まるで周りに見えるもの
全てを攻撃せずには
いられないかのような椎名。
その顔はなぜか苦しそうに歪んでいた。


「でも売るって言っても
お前を売り飛ばす訳じゃ
ねぇから安心しろよ。
お前の〝ハジメテ〟を撮影するんだ。
相手は優しい橘くんにしてやろうか?
それとも愛しの吉井くんか?」


椎名…どうしてそこまで…?
一瞬でも優しさを感じたのは
間違いだったの?
私にはあなたの心の闇は
全く理解できないけど…
でもこれだけは言わなくちゃいけない。


「吉井くんには関係ないから…!」


「だってよ、橘。良かったな。
お前をご指名だ。
うまく仲良くなったみたいだな。」
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