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不器用なくちびる
第7章 想い
今井と俺は相変わらずだ。
2人とも香山とは距離が出来てしまい…
他の奴らには言えない話も多くて
たまに2人で話したりする。

ただ、ここ最近同じことをしつこく
言ってくるから…
俺はこいつから逃げ回っていた。


「あんたさ〜背も高くてなかなか
イケてんのに…毎日のぞき見って…
キモっ!」


「…はいはい…」


「会って話すのにこだわんないで
メールでも手紙でもいいじゃん!
写真のこととか詳しく知らないけど…
ちゃんと言わなきゃ伝わんないよ?」


「だからそんなんじゃなくて…
撮ったのは俺なんだよ。
どんな理由であれ…
その事実は変えられねぇんだよ。」


そう。
俺はあの時、身動きのできない
かわいそうな香山の姿を撮影したんだ。

あの時の俺はまだ昔のことが忘れられ
なくて、椎名に呼び出された場所で
繰り広げられる出来事に軽く
パニックになっていた。

で、初めは興奮してた気もするけど。

見ているうちに苦しくなって。

そのうち泣いていたんだ。

床を濡らすほど。

ボロボロと。
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