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桜姫華伝
第6章 一日目の朝
そうだった…
私…青葉と…

「ごめんな」

「え…?」

「あまり優しくできなかった
痛かっただろ?」

あ…
痛く無いといったら嘘にはなるけど…

「死ぬほど痛かったけど…
痛みが現実だって思えたから…!」

「桜…」

でも、あんなに幸せな痛みがあるなんて…
知らなかったな…

「あと桜、立てるか?」

「え? どうして??」

「いや、痛みで立てないって聞いたことがあるから…
平気なのかと思って…」

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