この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可愛いヒモの育て方。
第5章 熱

 麻人の熱が下がり、本来なら喜ぶべきところなのはわかっているのだけれど。
 心配していた分、こうもあっさり平熱に戻られると、なんだか気が抜けてしまう。
 私は麻人にコップを手渡した。喉は渇いていたらしく、いっきに全部飲み干した。私も自分の分を飲み干し、ぷはぁと息を吐いた。

「……友梨香さん飲み方おっさんみたいです」
「うっさい。喉渇いてたの!」

 私は麻人の持つコップを取り上げ、私のと一緒にテーブルに置いた。

「友梨香さん」

 名前を呼ばれ振り返る。

「いろいろ……、すみませんでした。あとありがとうございました」
「何? そんなあらたまって」
「いや、熱出して迷惑かけちゃったし……」

 麻人にしては珍しく、しおらしい。

「そうね。いきなり熱出されるし、帰ってきたらインフル並みに上がってるし、そんな状態で襲ってくるし、終わったら終わったでベッドに拘束されて動けないし、散々な一日だったわ」
「……わーお。お疲れ様です」
「他人ごとみたいに言うな」
「でも俺、拘束とかしてなくないすか?」
/530ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ