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可愛いヒモの育て方。
第18章 告白

 そうやって、すぐに引く。ドキドキする言葉を投げかけてくるくせに、麻人にはいつも掴み所がない。それになんだか腹が立った。
 私は麻人の方へと体を寄せた。仰向けで眠る麻人の首に腕をまわし、抱きしめる。可愛い顔をしていても、骨っぽい硬い体は、やっぱり男の子のものだ。

「……寂しかったよ」

 耳元で囁いた。顔の見えない麻人の、驚いた気配が伝わってくる。

「あんな頻繁に来てたのに、急に来なくなったら寂しいに決まってんじゃん! 部屋は散らかるし欲求不満にはなるし、冷蔵庫のものは腐るし……」
「あー、確かに、なんかいろいろすごかったですもんねー部屋。人住める感じじゃなかったし。友梨香さん一人じゃまともに生活できないんですね、可哀想に」
「うっさい、バカ! たまたま忙しい時期だからあんなだっただけで、別に一人でもちゃんと生活できるわ!」

 抱きついたまま麻人の首をぐっと締め上げる。

「わ……っ、ちょっ」

 慌てる麻人が面白い。
 さらにきつくしてみると、麻人は私の腕を叩いてきた。
 少ししてから腕を離す。本気で苦しかったのか、麻人は上体を起こして何度か咳き込んだ。
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