この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可愛いヒモの育て方。
第18章 告白

 だったら遠慮することはない。だいたい私だって、急に就活を始めて出られなくなった麻人の代わりに何度か出勤しているし。

「じゃあ、お願いしまーす! 明日ってかもう今日だけど、一時からラストで、よろしく!」
「時間長っ」
「誰かさんが休むから、社員もバイトもフル稼働だよ」
「うーん、申し訳ない」

 麻人は変わらず、悪びれない様子で笑っている。申し訳ないなんて、思ってないくせに。

「……もうここにも来ないかと思った」

 ふいに口をついて出た言葉は、紛れもない本心だった。ずっと会えないような気がしていた。


「追い出したの友梨香さんなのに。……来ないなんて、行ってないじゃないですか。頻繁には来れなくなるって言ったけど」
「……だって」

 そこで言葉をつぐむ。

「寂しかった?」

 そう聞いてきた麻人の声は、真面目な響きを持っていた。
 そんなふうに聞かれたことなんてなく、私は言葉に詰まってしまう。手を握られているせいで、麻人に背を向けることもできない。

「別に」
「ですよねー」

 麻人はくすくすと笑っていた。
/530ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ