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可愛いヒモの育て方。
第18章 告白

 翌日。……ではないけれど。
 十一時にセットしてあった麻人の携帯のアラームで、私たちは目を覚ました。

「ねっむ」
「いいじゃん、友梨香さんは休みなんだから」

 麻人は急いで支度すると、私に朝食を出してくれた。卵焼きと食パン、簡単なサラダだ。
 ベッドでゴロゴロうだうだしていた私は寝不足で、あんまり食欲もなく、朝食を前にテーブルでぼけーっとしていた。
 麻人はあっというまに食べ終え、立ち上がる。財布と車のキーを持って。

「もう行くの?」

 まだ十二時前なのに。出勤は一時からだ。

「だって制服家だし、一回帰らないとっすもん」
「ああ」

 本当は今日バイトじゃなかったから。
 ってことは、これでまた、しばらく会えない。寂しく思いながらも、それを気取られるのが嫌で、まだ頭が覚醒していないふりをして、うつむいた。
 麻人は立ったまま、私を見ている。部屋を見回し、テーブルの上の食器に視線を向け、携帯で時間を確認して一言。

「あと約十二時間かー」
「え?」

 なんの時間かわからず、私は顔を上げ、間の抜けたような顔で麻人を見上げた。
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