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可愛いヒモの育て方。
第20章 好転

 勢い余って言ってしまって、確か『ありがとう』って返ってきた気がするけれど、流れ的に、告白の返事ではなかったような気がする。
 私が麻人に、何かしてあげたいと言ったことに対しての礼だ。

「どういう意味? おふざけっぽく言ったの?」
「いや、全然。すごく真面目に怒鳴った」
「怒鳴った!?」

 彩乃が驚くのも無理ない。相手に好意を伝える目的で告白するはずなのに、怒鳴ったなんて言ったら、誰だってはあ? となる。本当に、ムードのカケラもない告り方だったなぁなんて、今になって思う。

「……いろいろあってさー」

 どこまで話していいやら。

「まあ、いいけど。とりあえず告白はしたのね。じゃあ約束通り、新発売の緊縛セットをあげるわ」
「だからいらないって」
「友梨香の家に送っておいたから、そろそろ届くと思う」
「はあ!? 郵送!?」

 まさにその時だった。
 ピンポーンと、チャイムが鳴る。
 まさかと思い、携帯は繋いだまま玄関に向かい、ドアを少しだけ開けると、ドアの前には両手に箱を抱えた宅配便らしき人。

「マジか……」
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