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可愛いヒモの育て方。
第20章 好転

「首もしてあげる」

 唾液まみれの手を離し、麻人の肩に手をかける。
 首に顔を埋め、紫色の痕を舌でゆっくりと辿った。麻人の匂いと、石鹸の匂いに包まれる。

「お風呂入ってきたんだね」

 いつもうちで浴びる時とは違う石鹸の匂いだ。

「……はい」

 短く答えて頷く麻人。
 頭の上から聞こえてくる麻人の息遣いが、少しずつ荒くなる。興奮が伝わってきて、ぞくぞくした。
 首から離れ、麻人の頬を両手で挟んでキスをする。柔らかい、ほっとする唇。数日前にしたばかりなのに、なんだか久しぶりな気がした。
 上唇や下唇をランダムに舐めていると、すぐに麻人は薄く唇を開いた。いつもならそのままディープなキスに移行するところだけど、今日はすぐに舌を入れなかった。ずっと唇をついばむようなキスばかり続けていた。
 焦れた麻人が私の頭を引き寄せようとする。それもかわしながら、一度唇を離した。
 間近で、麻人の顔を眺める。
 興奮しているせいか顔がわずかに赤らみ、茶色い瞳は濡れていた。やっぱり好きだなぁ、なんて、改めて思う。
 私は麻人ににっこりと笑いかけた。

「実は私風呂まだなんだ。入ってくるね」

 また、放置プレイってことで。
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