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可愛いヒモの育て方。
第21章 好きな人

「それダメ……ッ」

 時すでに遅し。麻人の手には、彩乃から贈られてきた緊縛グッズの箱。ベッドの下に入れたまま存在を忘れていた。

「……うわー」

 なんとも言えない表情でそれを眺める麻人に、なんて言い訳したらいいやら。
 言い訳ってか、私が望んで手に入れたわけじゃないのに!

「あ、あ、彩乃に貰ったの!」
「別にいいですよ、隠さなくても。友梨香さんちから何が出てきても、もういちいち驚かないし」
「嘘つけ。今絶対引いてたじゃん!」
「引かないとは言ってない」
「驚かれるより引かれる方が嫌だわ! アホ!」

 慌てて取り上げようとしたら、ひょいっとかわして渡してくれない。
 箱を開け、中身を取り出し眺め始めてしまった。

「赤い縄って……」
「……綺麗じゃん」
「綺麗ってか卑猥。これ結構本格的なSMグッズですよね? DVDとかついてるし。かなり高いんじゃないすか? そんなのタダでくれます?」
「そ、それは……」

 相変わらず妙なとこで鋭い。

「友梨香さんが自分で買ったんですね」
「違うってば!」
「認めちゃった方が楽になりますよ。本当は縛られたいんでしょ?」
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