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第5章 ヌードな心。

目を閉じると、
そこに志穂が居た。

志穂とは沙織と出会う前に‥‥
恋していた女性。

通っていたジムの
プールで知り合った。


俺は学生の頃から水泳部に所属していた。
ディスクワークが原因で腰痛を患い、
運動不足も気になったので、
仕事終わりや休日にジムに通い、
泳ぐ事にした。


久々に泳ぐ俺は、
一キロ泳いだだけで息があがる。

隣のレーンを見ると、
綺麗なラインで、
クロールを泳ぐ女性が居た。

志穂との出会いだった。



暫く、
志穂の泳ぐ姿に見惚れてしまう。

泳ぎ終わった彼女が、
プールサイドを歩いていた。

水着姿の彼女は、
引き締まったボディが
やけにやらしく見えた。
彼女は布一枚の競泳水着を纏い
プールサイドを歩く。

普段なら‥‥‥‥
こんなにエロく見えないはずなのに‥‥‥



志穂の水着姿に
俺は目を奪われ、
釘づけになった。