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イヤよイヤよも好きのうち
第5章 ただのともだち
『んなっ?!あたし達、ずっと友達だったじゃん!』
『そーだよ。別にそれが悪かった訳じゃねーよ。俺だって今の今までそう思ってたんだ。だけど俺はっ…//他の女友達と違って、俺はお前に欲情するぞ?』
きっかけがなかっただけだ。
俺はとっくに、女としてアヤカが好きだったんだ。
恋人じゃなくても…友達として側に、近くにいられたから…俺はちゃんと自覚してなかったんだ。
『こんなキッカケじゃ嫌だろーけど…俺は今、自覚した。俺はアヤカが好きだ。友達じゃない。』
アヤカは困ってる。
当たり前だよな…さっきまでお互いに友達だって信じてた男が、急に好きなんて言うんだから。
体目当てにしか思えないだろ。
『う、嘘…カケルがあたしを好きなんて…変…』
『変か?俺はお前と付き合えるって。お前も俺とそうできるって、昔言ったの覚えてない?』
『…お、覚えてるよ。でもあんなの…』
『俺はバカだから。あれは正真正銘の本音だ。』