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イヤよイヤよも好きのうち
第10章 はつたいけん
ガラガラ…
下半身の身なりを整え、窓を開ける俺。換気。さっきまで消えないように溜めてたナツミの香り、放出。とっとと出て行ってくれ、インランな香りめっ//!
『はあぁぁー…』
ゴミ箱に丸まってる、俺の欲まみれのティッシュ。見てるだけでため息だ。
『マジきたねぇ…』
オナニー終わっていつも思うこと。
ナツミを、こんなもんで汚したくない。
俺は、ナツミが大好きだ。正直、結婚する気でいる。…ナツミには言ってないけど//
小さな時から可愛くて。五つも歳が離れたナツミは、いつも俺を慕って連いて来た。男友達と遊ぶ時にも連いてきて、挙句オママゴトさせられた時は参ったけど。
それでも俺は敵わないんだ。ナツミの笑顔に弱い。ナツミが喜ぶことなら、何でもしてやりたい。昔からお兄ちゃん風を吹かせて、ナツミのお願いを叶えたりして、俺を好きになってもらおうと色々したもんだ。