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イヤよイヤよも好きのうち
第10章 はつたいけん
『ナツミ、大丈…』
『ヨウくん!ナツミ、幸せ!』
『え、そ、そう//?』
痛がってるかと思ったナツミは、嬉しそうに笑っていた。あの禁句も、聞こえてなかったかなー…いや、聞いてるよね。どう考えても。な、流そう…////それより、どうだったのかな?
『最後…ちゃんといけた?』
『え、どこに?』
『あ///あー…いいや//俺も幸せだよ!』
ナツミとしちゃった俺。
だけど不思議と罪悪感はなかった。後悔だってしてない。ゴミ箱に丸めたティッシュは相変わらずきたねーけど。そこに赤い色が付いているのが、妙に嬉しかった。
『ねぇヨウくん。』
『ん?』
『あの…動けないから、帰れない…//』
『あー…おんぶしようか?』
『……えと…あ、あの…//』
『…嘘////今日は泊まって行きな。両方の親には、俺が言う。』
『う、うん///』
『それとさ、ナツミ。俺───…』