パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第11章 いとこ

『来るって分かってたら、何か買ってきたのに…今はコレしかねーよ？』

買い置きの、カップ麺を見せてみる。

『イヤ。』

即答だよ。やっぱりな…

『イヤっつったって…
後は酒と、酒のつまみ位しかねーもんよ…』


冷蔵庫を開けて、何も無いアピール。
頼む、カップ麺で手を打ってくれ…


『あたし、豚汁と野菜炒め弁当ね！』

それは、ここから歩いて10分先の弁当屋のメニューである。
…テコでも、カップ麺は食わねってか。

『はぁ……分かったよ、買ってくる。』

『あたし行くもん。』

『え！じゃあ俺は、から揚げ弁当と…』

『違うってば！一緒に行くって意味！』

『えー？いいよ、
それなら原付で俺が行ってくるから…』

『ダメ！一緒に歩くのー！』

『えぇ〜やだよ、寒みぃよ。
俺歩きたくねーし、チャチャッと原付で…』

『さ！行くよ！』

『もー何なんだ…』