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第11章 いとこ

『くっ…はぁはぁ…////』

『…ユキにぃ…？』


すんでの所で、両肩を掴んでキリハを引き剥がした。
俺の嫉妬…
こんな一方的なやり方で、キリハを傷つけていいのか、俺は…！


『ごめんキリハ…俺、こんなこと…』

『ユキにぃちゃん…
謝らないで？あたし、嬉しいよ…』

『……？』

『あたし、ユキにぃちゃんのことが…
ずっとずっと…大好き////なんだ、もん///』


…………は、なんて？


『ちょっと待っ…//
え？キリハ、俺のこと好きなの？』

『ぅん///』

『え…あれ？え？
でも、今年のバレンタインって…』

『//////ユキちゃんヒドい。一世一代の告白大作戦だったのにぃ…先に色々、飛び越えちゃってぇ…////』

『──/////』