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第11章 いとこ

『やっと今年は、ユキちゃんに彼女のいないバレンタインが巡ってきたから//今年こそ、全力で伝えるつもりだったの！もおぉ…一日早いけど、言っちゃうよ？大好きです！あたしと付き合ってくださいっ！！』


……俺は、底なしのバカかも知れない////


『いつもユキちゃんには
彼女がいたから…言えなかったの…』


…俺、俺に妬いちゃってたってこと…//
ちょ、勘弁して//かっこ悪すぎる…


キリハを抱きしめて、改めてキス。


『乱暴にしてごめん。
俺も…俺もキリハが大好きだよ///』

『ん…んぅ…良かったぁ///』


キスの合間に、キリハは泣いてしまった。
あぁあぁぁ…俺、ダメダメだなぁ…
キリハを泣かしたなんて、何年ぶりだか…