この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イヤよイヤよも好きのうち
第11章 いとこ

『だって…このコタツ狭いし。』
『違うでしょ?!いっつもみたいに、隣に座ればいいのに!なんなの?!』
『…邪魔だもん。コタツの足。』
『ふえ///?!』
『キリハにくっつきたいのに、間にコタツの足があったら邪魔だろ?だからコッチにしたの…』
コップを置いて、後ろから抱きしめると
『はわぁ…//』
だって(笑)
“はわ”とか“ふえ”とか…面白いなぁ。
『お腹すいたね?何食べようか?
俺、買ってくるよ。』
『え、じゃあ一緒に行く…』
『……変なの。甘えたがりのくせに、何で買い物は俺に任せないの?俺が一人で行く方が、明らかに時短だろ?』
日頃の不満を聞いてみると…
『だってぇ…お手て繋げる機会だもん…』
『…は?』
『もうバカ!
ユキちゃんと、手を繋ぎたかったの!』

