この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
イヤよイヤよも好きのうち
第11章 いとこ


なんだ…そんな理由?
わざわざ遠い弁当屋へ行くのも…
長く手を繋いでいたかった、ってこと?


『あ…!毎回
手袋忘れてくるのは、わざとだったんだ?』

『…ふん、だ!』

『キリハ可愛いね〜』


俺が笑うと、キリハはムッと不機嫌に。向こう向いてふくれてるけど、耳が赤くなってる。今までのも…これって照れ隠しだったのかな。


『ところでユキちゃん…
ユキにぃちゃんって、呼んだ方がいいの?』

『はい?』

『もう!ユキちゃんが言ったんだよ?!“何でそんな風に呼ぶんだ”って!ユキちゃんって呼び方、気に入らないの?!』

『あ、あー…別に、深い意味はないんだ//ちょっと、変なヤキモチ妬いただけっていうか…』


後で話して分かったことは。
いとこ同士が結婚できることを知った中学生のキリハは、俺を兄ちゃんと呼ぶことを辞めたんだそうだ。妹として見る俺を、変えたくて。


年上の男に、
何でチャンなんだと思っていた件は…

ユキ兄ちゃんー兄=ユキちゃん

という公式に基づいてのことだったらしい。


/393ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ