この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イヤよイヤよも好きのうち
第12章 かんさいじん
『ストーーップ!』
背後からの急な声に、あたしと男の人はビクッと背筋を引き伸ばした。
『にぃちゃんアカンなぁ…見る目ないわ』
『え…たか…高峰さん?!』
振り向くとそこには…
怖い顔した高峰さんが立っていた。
『悪いけど他当たってや。そーゆん待ってる女やないねん、その子は。』
『なんだよお前?!横取りする気かよ!』
『………ええから失せろや。』
『なにぃ?!ケンカ売ってんのかぁ?』
『カヨちゃん、行くで。』
『え、ちょ…!』
高峰さんは腕を掴んで、一目散に居酒屋を出た。