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イヤよイヤよも好きのうち
第12章 かんさいじん
『せやからオレと茶ーに…』
『……結構です。』
『……えぇ?!』
男はビックリ仰天!みたいなリアクションであたしから飛び退いた。いくら流されるタチのあたしとはいえ…この人の話は到底納得できなかった。
『自分、何言うてるか分かってる?こんなおいしい話…』
『あなた…こんな所で一体、何をしてるんですか?』
『…は?何をて…』
『サラリーマンなら、今はれっきとした勤務時間中のはずです。こんなとこで仕事サボッて…恥ずかしくないんですか?!』
あたしはすごくイライラした。
『…結構言うやん?やけどオレ、ちゃんと仕事はするタチやで。さっきもいっこ、契約とってきたとこなんや。入社してから5年、ノルマ達成できひんかったことはない。こんなん休憩の一環やん?仕事して褒美に休憩して、何が悪いんや?』