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イヤよイヤよも好きのうち
第14章 べんきょうかい


『なぁ…アカン?』

『あ・か・ん!』


何回言うとぉと思う?
これ本日三回目ぇのあかんやで。


『なぁも〜〜つれへんこと言うなやぁ!オレ我慢の限界やって!サナエかてホンマは、十分ソノ気になっとんやろ?ええやんか、そない意地張らんと…なっ、なっ?めっちゃ気持ちえぇで〜?心も体もスッキリ爽快♡バラ色メガネ♪なんねから!』


あたしの部屋。一人暮らしのワンルーム。
さっきから誘惑ばっかしてくるオスが一匹。ひとさまのベッドで、勝手に寝っ転がっとぉ。
…バラ色メガネて、なんやねん。
あんたトンボか。


『…もーしつこいから。』


ジタバタせんといてや、そこ!
仮にも乙女のベッドの上やで?!
大体そんな駄々こねたってなぁ〜どうせ無駄なん、分かっとーくせに。



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