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イヤよイヤよも好きのうち
第14章 べんきょうかい
『なぁあの子、めっちゃカズにくっついてへん?付きおーてんの?』
『え〜ちゃうと思うで?』
『思うて何で?』
『こないだフッたらしーもん。たぶんな。』
カズマが誰に告白されたとか。
『たぶんて何や。やけどあれー…ほら、顔近ない?』
『うーん…前聞いた時はそう言いよってんで?まあそれも夏休みの話やけど。今は知らんし、もしかしたら付きおーてんのかも知らんなぁ。』
『はあ?!なんやねんさっきから、その曖昧な感じは!』
『いや…アイツあんま、そーいう話せぇへんのやって。聞いても嫌がるから…うーん、けどなぁ…ちょっと前まで、好きな子おるよーな感じで見えとったけどなぁ…』
『やから誰なんよそれ?もうセイタロー!あんたが知っとることは全部、洗いざらい言いや!』
『これ以上知らぁ〜ん!カズマ、オレにはなんも教えてくれへんねも〜ん!』
カズマが誰と付き合うてるとか、誰を好きとか。…そんなん、あたしには全く関係のないことや。