この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イヤよイヤよも好きのうち
第14章 べんきょうかい
『サナエは?何かカズから聞いとらんの?』
知らん
『サナエ?』
知るわけない
『…別に。何も聞いてへんよ。』
カズマのことやか、知っとるはずもない
『そーなん?サナエもセイタローも聞いてへんて…なんやカズ、感じ悪ぅ〜』
『え、感じ悪い?何でまた?』
『え〜なんとなくぅー。彼女できたら報告しろや!って感じやん?ウチら友達やのに〜』
『…てか、何なんマキちゃんさっきから。そないカズマのこと気になんの?オイラちょっと、じぇらしーなんやけど。』
『ブッ…おいら?(笑)』
常に一緒におるよーな仲良しグループでもないし。たまに会ったら話すくらいの距離感。ずっと、そうやったやん。
『てかサナエ、さっきから何黙っとん?えらい顔ブッサイクやで?』
あたしは顔ブッサイクや。
あんな子みたいな、派手なメイクとかもせぇへん。カズマは…あーいうのが好みなん?