この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イヤよイヤよも好きのうち
第14章 べんきょうかい
『……ほんなら帰ったぁえーやん。あたしは一人ででも、クリスマスを堪能してくんやから。』
もともとこのイルミやって、マキと観に来る予定やったんや。あの裏切りっ娘めぇ〜今頃どこでどーイチャついてんねやろなぁ〜。
『まーまー待ちや?』
『うるさい、ついてこんといてや。』
『けどお前、おひとりさまクリスマスて、それはサブすぎんで?寒ーて寂しーて、身も心も極寒メリーになってしまいまっせ?』
『ほんなら早よ来てよ!あたしをサブい女にせんといて!』
『っなはは♪りょ〜かぁーい!』
極寒メリーて何やねん!
どーでもえぇけど、確かに…こんなだだっ広くて寒いとこ、隣にカズマが居てくれる方がえぇに決まっとぉよな。
『……サナエ、それ何してん?』
『風除けや。』
『あほっオレを盾にすな!』
『あはは、便利やで。』
あんたでも役に立つやんか。
センター街で会って以来、今日イチバンのご活躍やで(笑)