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イヤよイヤよも好きのうち
第4章 むすめのせんせい


『さくら先生、お待たせしました!』


俺は大きな声を挙げて駆け寄った。


『『!?』』


2人は同時に振向く。


『さくら先生。今日はうちの娘が無理を言い出してすみません!どうしても、先生方と夕飯食べたいだなんて…。他の先生達ももういらしてます。早くうちへ急ぎましょう!』
強引に男を引き剥がして彼女の手を取る。
そこで、男を見やる。


『…あ。えーと、ユリのお友達のパパかな?どうですか?今からうちで運動会のお疲れ会をやるのですが、ご一緒に来られますか?』
『い、いえ。私は…結構です。』


逃げるように立ち去った男。
とりあえず、危機は脱したかな?


『ユ、ユリちゃんパパ…?』
さくら先生はまだ震えていた。突然のことで驚かせてしまったからだろう。


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