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春ちゃんは天使。
第1章 唾液はお薬?

木戸口の神経は――――…指や手のひらに集中しているようだった…



「木戸口さん……ありがとう…

入っちゃいけないのに――…入った私がいけないんだよ〜」



少し涙目の春は…木戸口の邪な気持ちや行為を――…親切な行動と受け取り…微笑む――――…



木戸口は、そんな健気な春の笑顔に……


汚れた目線で春を見て…触れていた事に、チクリと良心が痛んだ――――…




「木戸口さん、ごめんなさい――――…」




春は、立ち上がり帰ろとした――――…が…



「っ痛い―――!」



春は、膝の痛みにしゃがみこんだ!



「はっ!春ちゃん!膝から血が出てる!!」



春の膝は、転んだことにより…
擦りむき、血が出ていた――…




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