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春ちゃんは天使。
第1章 唾液はお薬?
木戸口は、血を拭き取ろうと…ポケットを探したが――…
独身男の木戸口が、ポケットティッシュやハンカチなど常備しているわけもなく…
今にも泣きそうな春を…なだめる方法が思いつかない…
が――――…しゃがみこみ…
涙をこらえる春の…姿に…
ムラムラと―――――…
してしまった――――――…
はぁ…はぁ…――――…
木戸口は―――――――…
口の中の唾液を舌にたっぷり乗せると…
ペロン―――――…
と、春の血の滲む膝を舐めた―――――…
「ひゃぁ!木戸口さん?あっ!汚いよ!」
ぺろぺろ―…ぺちゅぺちょ…
木戸口は、口のなかに春の血の味を受け入れる―――…