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裸の女神
第6章 岬エリカ
深夜番組のテレビのゲストで呼ばれた時、
映画の放送出来る場面を流し、
司会者が私に質問をする。
私はそれに答える。
映画の紹介が主にされる。
予め質問の内容は把握していた。

「薔薇の咲く肌、
観ましたよ‼︎
過激なシーンが多い中、
度胸の据わった女優さんだなって、
感心しました。
エリカさんが一番印象に残るシーンは、
どれでしたか?」

「全部です。
でも、一番は愛する人の為に、タトゥーを彫るシーンでしょうか?
主人公の瞳は普通に生きていたはずなのに、
恋人の願いを叶える為に、
苦痛に堪え、
これからの未来も予め予想出来て、
怖かったはずなのに、
愛にこたえるシーンは、
私が初めてカメラの前で脱いだ日を、
思い出しました。
覚悟をした時の女って、
大胆になりながら、
これで良かったの?
良かったんだを自答しながら、
前を向くしかないと言い聞かせてるんじゃないかな?
なんて想像したら、
自然に涙が出ました」

そのシーンが画面に流れた。

「綺麗ですよね。
覚悟を決めた女の姿。
いや‥‥‥‥
もっと見たい!って男の中の欲望がこみあげてきますよ」


「見て下さい。
見て貰う事は、
覚悟を決めた女の幸せなんです」

「岬エリカさんのこれからが楽しみです」

「有り難うございます。
光栄に思います」

終始笑顔でこたえてこの仕事は終わらせた。



私は、いつまでこの薔薇の咲く肌の余韻に浸ってられるんだろう?

本音はそればかり‥‥
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