パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第7章 夢中

「済まなかったな。
俺は、エリカの純粋な気持ちを、
踏み躙ってきたんだな。
仕事の為にAVをやらせて、
売り出して‥‥
俺は最低だな」

清水は悲しく言う。
清水も自分のしてしまった事に、
後悔をしていた。

それでもマネジャーとして、
岬エリカを売る事だけを優先に考えた。

エリカの本心に触れ、
毎日、罪悪感でいっぱいになった。

「清水‥‥
選んだのは私だよ。
自分の身体を曝け出してでも、
女優になりたかった。
そして夢は叶ったけど、
自分の心がついてゆけなかった。
私も寂しさで清水を誘ったよね。
あの時は壊れそうだったから。
でも、清水は私を抱かなかった。
感謝してる。

あの時、
抱かれていたら、
私は堕ちるとこまで堕ちていた。
有難う」


「俺は今‥‥
男としてエリカが愛しいよ。
マネジャー失格だな。
でも、素直で正直なお前に惹かれる」

清水は隠しておけない気持ちを口にする。


「清水‥‥‥」



思いがけない清水の言葉に、驚きを隠せないエリカだった。