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学校で、秘密のxxx
第6章 放 課 後 の 生 徒 会 室
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すべての始まりは、
彼が生徒会長に選ばれた1週間後。
生徒会長は学校からの推薦と、
全校生徒の承認投票で決められる。
彼が選ばれるのは、当然の運びだった。
生徒会長は大きな権限をもち、
生徒会の役員を選ぶことができる。
彼がわたしを生徒会に入れるのもまた、
当然の運びだった。
学年が違うのに、勇は
毎日教室までわたしを送り迎えしていた。
もちろん、登下校も一緒。
嫌だったわけではないが、
わたしにも、普通の日常が欲しかった。
彼が生徒会長になったその日から
わたしが選ばれるまでの1週間、
帰りの時間が違うことを言い訳に、
わたしは彼以外の人と帰宅した。
女友達だけの日もあれば、
男女が混ざった集団の日もあった。
ーーーー、
勇とは別に帰れる、最後の日。
わたしは、クラスの中で特に仲が良い
男の子と2人で帰宅した。
クラスが一緒になってから、
ずっと片想いしてたその人。
たわいもない会話をしながら
ふたり、並んで歩いていたが、
突然、彼がわたしの手を引いた。