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学校で、秘密のxxx
第6章 放 課 後 の 生 徒 会 室


「俺、クラスが一緒になったときからずっと、美緒ちゃんのこといいなって思ってたんだ。…でも、あの先輩がいたし、付き合っていると思ってたから…」

「え…?」

「まさか、付き合ってないだろ?」

「も、もちろん!付き合ってないよ。」

「…なら、俺と、付き合ってほしい。」

「…っ!!わ、わたしでよければ…っ。わたしもずっと、好きだったの」




いまでも思い出せる、
生まれて初めての甘い会話、
甘い、時間。


彼が、わたしをみてくれる。
少しずつ、近づく距離と、高鳴る鼓動。


触れた唇。

甘い、キスと、甘い、幸せ




それは、一瞬で消えた。








「美緒子?何しているの?」


背後から掛けられた声に、
カラダの熱が引いていった。


声だけで、分かっていたが、
ゆっくり振り返ると、
笑顔を消した、勇がいた。

「…っ、勇に…っ!!!」



バッと、好きな彼と距離をとる。

でも、もう遅かった。

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