この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
学校で、秘密のxxx
第7章 4 時 間 目 の 屋 上
ーーーー……
そんなやりとりの後、
おとなしく教室を出たわたし。
「…なにしてるのよ、ほんと。」
わたしも、あいつも。
小さく零したつもりが
授業中の静かな廊下には、
予想以上に大きく響いた。
先生が言うように
あいつが居そうな場所には、
見当がついていた。
わたしはそこを目指して
迷うことなく歩いていった。
1階にあるわたしたち1年の教室から
3階ぶん、階段をのぼっていく。
立ち入り禁止のロープもくぐって、
鍵がかかっているはずのドアを開けた。
誰もいるはずのない、屋上に。
金色に光る髪をなびかせて
フェンスにもたれて座り、
眠る、あいつがいた。