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学校で、秘密のxxx
第7章 4 時 間 目 の 屋 上
彼の後ろには、青い空と街が広がっていて
眩しい太陽と、それと同じくらいに光る髪。
学校で1番目立つこの髪は、
クオーターの彼の地毛。
…顔立ちは日本人なのに、
浮いていないから不思議だ。
絵になるようなこの視界も、
わたしには、見慣れたもの。
ツカツカと、彼の元に歩み寄った。
「…起きなさいよ、修斗 (しゅうと)。」
彼の前にしゃがんで、肩を揺すった。
ちょっとやそっとじゃ目を覚まさない。
それも知っていたから、
少し強めに、また彼を揺すった。
「ねえ、起きて。授業なんだけど。」
「………んーー。…」
起きる気配は、ない。
寝ぼけた彼の耳元に、唇を寄せた。