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学校で、秘密のxxx
第7章 4 時 間 目 の 屋 上
ーースッと、
彼がわたしとの距離を縮めたのが
空気でわかった。
「ねえ、のん。」
唇にかかる、彼の熱くなった吐息。
それがわかるほど、近くに彼がいる。
目を開けることができない。
「このタイミングで、目を閉じたら。…それは、キスしていいっていうサイン だよね?」
「…っちが…っっ!!んっ…ぁ…」
思わず否定しようとした言葉は、
彼の唇に塞がれ消えた。
顎にあった彼の手が、
わたしの後頭部に回った。
行き場のない私の手は、
空いた修斗の手に誘導されて
彼の背中に回された。
そのあとで、その彼の手は
わたしの腰に回り、
ぐっと、カラダの距離も縮まった。
否定しようとしてた気持ちも、
すぐにどこかへ飛んで行った。
離れないとお互いに伝え合うように。
きつく抱きしめ合いながら
深くなるキスに夢中になった。