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快楽の窓〜ショーケースの向こう側〜
第3章 処置室
「朝よ、起きなさい!」

そうまどか先生の声に起こされて、葵は目が覚めた。
お屋敷のシェフが葵用の献立表通りに作った素晴らしい食事がテーブルに用意される。

それを葵は、おいしくペロッと食べるとまどか先生も満足そうに
「沢山、食べなさい。」
と微笑みかけてくれた。

食事が食べ終わり、歯を磨いてトイレに入ろうとした。

「だめよっっ!」

まどか先生がそう叫び、葵を引き止める。
すると自転車のような不思議な器具を指差した。

「あれでしなさい。」

「え?」

「聞いているわ。東条様の前で放尿したのでしょう。さぞかしお気に召したらしく毎朝見たいとおっしゃっていてね。だから用意させたわ。放尿した後の尿は、ちゃんと検査に使うのよ。だからあの器具でしなさい。」

あの嫌な記憶が蘇る。
早く記憶を消してしまいたいくらいだ。

しかし、拒否権はないのだろう。
まどか先生は高圧的な態度で急かす。
仕方なく葵はパンツを脱ぎ、自転車のような器具にまたがった。
サドルにあたる部分は透明でまるで大人用のおまるのような作りになっている。
それをカメラが色んな角度から写しているのだ。

「ん…んー」

体が強張ってなかなか出ない。
前回のように利尿作用のある紅茶を飲んだわけではないので体がつい拒否して強張ってしまうのだ。

「……出ません。ごめんなさい」

そう声を振り絞ってまどか先生に訴えた。
するとお尻をパーンっと叩かれ、

「出せって言ってんのよ!」

と怒号が飛んだ。

「もう、嫌だ……。」

涙が溢れたとき、まどか先生は近くの水道をひねった。
ジャーっという音が、排泄を促す。
また、まどか先生が葵の下腹部をマッサージし始めた。
徐々に尿意が戻ってきた葵はチョロチョロと透明な便器の中に尿を絞り出して放った。

「まったく世話を焼かせて!明日からは朝食に紅茶も飲みなさい!」

そう、言うと次の日から夕食と朝食に紅茶が付け加えるようになった。
もちろん、夕食後の紅茶の後は排泄自体を禁止させられた。
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