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快楽の窓〜ショーケースの向こう側〜
第4章 処女喪失
葵がまだ見たこともなかった、いきり勃ったソレを男達は必死にまさぐっているのである。

見てはいけないものを見てしまったような感覚と、恥ずかしさと、恐怖とが入り交じり必死に目を背けようとした。

「葵、皆さんは葵の体を見てあんな風に興奮していらっしゃるのだよ。当家のメイドとして誇りに思いなさい。」

「怖い。助けて……。」

「葵、そんなに怯えて……。
 ふふ、お客様達が葵に手出しすることは今日はないよ。
 葵、私が君をいくらで買ったと思っているんだ?
 私はね、君をオークションで見た瞬間にこれまでにない物欲にかられたのさ。何としても手に入れたくなってね。
 彼らはあくまでショーの見物人で盛り上げ役に過ぎないのだよ。
 今日は私との芸術だよ。」

東条は葵の耳元で囁いた。
東条と葵との公然セックスショーであって、輪姦ではないということなのだろう。
東条のいわゆる芸術というものは葵には理解しがたく、理解したくもないがこの一つの行為が意味を持つ行為なのだということは葵にも分かった。
だからと言って受け入れたくもないのだが、もう受け入れる他の選択肢はないのだろう。

早く終わりますように。
痛くありませんように。

そう何度も願って目を瞑った。

「んっ、ぁあ。やっ……。」

東条の執拗な指での焦らしが続く。
入り口から垂れた液をすくい上げては穴の周りや乳首に塗りたくり、徐々に刺激を加えていくのだ。

葵が力を抜いた瞬間だった。

「っあ!待って……!ひゃっ!!」

電流がビリッと体中を走ったかのような今までにない強烈な感覚に葵は声をあげた。

くちゅ、くちゅ

コリコリ……コリコリ

「あっ!やだっ!そこ……やだぁ……。」

「子供なのにここは立派な大人だね。葵、ここは女の性感帯だよ。クリトリスと言うんだ。言ってみなさい。」

「……クリト……リス?」

東条の後に必死に復唱しながらも、丁寧でネチネチとした愛撫は続く。

「もっと大きな声で。」

「あっ!んっ……クリトリス。」

くちゅくちゅ

「ちゃんと大きな声で言いなさい。」

「はぁ……あっ、あっ、クリトリス!クリトリスです!!」

叫ぶように振り絞った声で東条の手は止まった。




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