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快楽の窓〜ショーケースの向こう側〜
第8章 3P
パーティー会場での行為。
リムジンでの公開自慰。
そして昨日の夜の部屋のベッドでの出来事。

まるで一日の出来事ではなかったかのようで、ぼうっと葵はしていた。

「おーい!あっぶないよぉー!」

そう後ろから呼び止められて葵はハっとする。
階段の上ギリギリのところで足を止めた。

振り返ると小さな少女が立っている。
目はくりっとどんぐりみたいな目。
白い陶器みたいな肌。
二つ結びの赤毛はまるで外国のお人形の様だ。

「あ、ありがとう。
 落ちる所だった。」

「ううん。気を付けてねー。」

(可愛い!!)

少女が屈託のない顔でにこっと笑う。

「あれ?ここのメイドさん……?
 メイド服違うみたいだけど。」

「うんっ!これ特別なのぉー!」

「特別?」

「凛専用のなのぉー!
 達樹様に言って作ってもらっちゃった!」

少女は嬉しそうにくるっと一周周る。

「ん……?」

「え……?」

「り……ん?」

葵の頭が追い付かない。
特別なメイド服、そして名前が凛。
もうそれだけで葵には大方の予想がついているのだが……。
だが……。
こんな年端もいかない少女にあんなことやこんなことをしている。

最後の紳士的な態度の東条を少しだけ優しいと思ったのを、全て葵の中で撤回した。

「凛ちゃん!
 あなた東条のロリコン変態野郎に騙されてる!」

「ん?
 達樹様のことキミは嫌いなのー?
 あんまり達樹様のことわーるく言うとお仕置きされちゃうから気を付けてねー!」

こんな少女まで毒牙にかけるとは東条恐るべしと背筋が凍る。

「キミ名前なんていうのー?」

「あ、葵だよ。」

「あーーーーー!!葵ちゃん!!
 そっかぁ、やっと会えたねぇ。」

凛は葵の手を取るとぴょんぴょんと跳ねる。

「分からないことあったらお姉ちゃんに何でも聞いてね!
 よろしくー♪」

「ん?凛ちゃん、いくつ?」

「二十三歳だよ。」

葵はがっくりとひざを落とした。
まさかの年上。
しかも五歳も。
見た目はどう見ても十四歳位にしか見えず、裏切られた様な気持ちに葵は打ちのめされた。

「よ、よろしくお願いします。凛さん。」
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