この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
その、透明な鎖を
第6章  違和感


視界に入ってきた、ひとりの男。


「え……」


まだ、頭がよく働かなくて。


「君、凛の友達?」

「え?」

「……彼氏、かな?」


ちら、と。
男の視線が、繋がれたままの凛と悠斗の手へと動く。


「あ、あの」


悠斗は思わず彼女の手を離して、あらためて男を見る。

細身の、ずいぶんと整った顔立ちをしたその男は、凛が眠るベッドへと近づくと、少し長めの髪を揺らしながら屈み込んで、彼女の身体を揺すった。



――この人は……凛の、家族?
父親? でもそれにしては若すぎるような――……。



「ん……」


起こされた凛が、静かに目を開けて。
瞬きを何度か繰り返して。


「りゅ、う……?」


小さく、そう言った。


/550ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ