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その、透明な鎖を
第10章  私が失ったもの


そして。
ママが亡くなって、3か月後。



――それは、起きた。



パパは、時々たくさんの量のお酒を飲む。
それは決まって、ママの遺影の前で。
声を殺して、泣きながら、だった。

たいてい、そのまま酔いつぶれて。

その光景にもう慣れていた私は、いつものようにその場で寝込んでしまったパパに毛布をかけた。


『……さく、ら……』


眠ったままママの名前を呟くパパの目元は、いつものように濡れている――――。


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