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その、透明な鎖を
第10章 私が失ったもの
胸を揉み上げられ。
真ん中の突起を唇で吸われて。
……私の口から、自然に息が漏れた。
抵抗をやめ、覚悟を決めてその行為を受け入れた私を襲ってきたのは苦痛ではなかった。
くりくりと先端を弄られると、身体がきゅうっとなって。
「ん、あ……」
なんだか変な気分だったけど、不快ではなくて。
息を漏らしながら、そこへの愛撫に集中する。
しつこく擦られたそこは、じんじんと熱を持って。
舐められ、吸われて、ぞくぞくっと身体が震えた。
――私は、死んでしまったママの代わりに、パパのすべてを受け入れる。
そんな、よくわからない使命感のようなものに酔っていく自分。
パパにされている、その行為にも酔わされていく。